いきなりトイレの水が出なくなった。下が流れないのではなく、もっと上流。タンクに水が落ちなくなった。レバーを操作しても、タンクの中でかすかにゴボッとか聞こえるだけで、それ以上の反応なし。
こんなことって、あるんですね。
ま、考えるのは水道管からタンクに繋がるパイプですが、もちろん誰かが触るはずもないし、栓は締まってはいない。外界から入る元栓を調べても、とくに変化はなし。そもそもキッチンの水はふつうに出てるんだし。
解決策として思いつくのは新聞といっしょに入ってくる例のマグネットちらしがうるさい「水のトラブル」業者ですが(※)、それは最後の最後でしょう。うーんと考えて、まずは水道局だな。電話番号を調べてかけてみるけど、こうした電話、まずスムーズに繋がることはないです。ただいま電話が集中しています・・・とかいう延々メッセージが流れるだけです。
うなっていると妻が「管理室に電話してみたら」という。なるほど、そんな時のための管理室・管理人です。さっそく電話して状況を説明すると、管理サービス用の番号を教えてくれました。で、電話すると業者を行かせるという。最初の30分で解決するような内容なら無料。もっと時間がかかるようだと有料になるが、その場合は内容を提示して了解をとる。なるほど。
2時間くらいで道具一式持ったニイチャンが来ました。サービス会社のネーム入りジャンパーを着込んでいる。若く見えるけど30代か40代か。
あっさり解決。タンクの内張り(結露防止用らしい)が経年変化で膨らんできたらしい。たしかに20年以上だものね。仕方ない。で、その膨らみが邪魔になって、レバーを操作しても浮き球が下に落ちず、ひっかかる。落ちないから支え棒が動かず、水が流れない。
カビだらけの内張りをチョコッと切ってくれました。これで浮き球がまたスムーズに動くようになる。「またひっかかるようなら、適当にハサミで切ってくださいね」
はい、了解。そろそろ買い換えたほうがいいのかなと振ると、そうですね・・と返事です。そういえば何カ月か前に「そろそろ点検サイン」も点灯し始めたし。
日頃決して安くはない管理費と思うけど、今回は役にたちました。なんともかとも、ホッとしました。無事で何事もないって、素晴らしい。
※修理のにいちゃん、悪質マグネット業者のことを「あの連中!」ときつい言い方をしてました。迷惑してるんだろうな、きっと。