朝、妻に起こされる。まだ早いのに・・・と枕元の目覚ましを見ると、うん、まだ。早い。しかし窓の外はしっかり明るい。そうか、目覚ましが止まっていた。
朝食の後、電池を入れ替える。単3が2本。貼ってある備忘メモを見ると1年前だ。目覚まし、2年ものが多いような気がしていたが、これは1年か。もたなかったなあ
で、入っていた古い電池を抜きとって、抜き取る際に、ん、なんか違和感。
乾電池2本使用の場合、たいていはプラスマイナスを互い違いに入れます。結果的に直流になるイメージですね。1.5 + 1.5 = 3v。ところがこの目覚ましの電池ボックス、交流の配置マークに刻印されている。つまり2本とも左がプラス、右がマイナス。ひょっとして1本を逆に入れてしまったのかもしれない。でもそれなら相殺しあって、ほとんどパワーを生まないはずです。ふつう、1年ももたない。
調べてみました。製造はMade in Chinaですが、ブランドは由緒正しいセイコー。まさかプラスマイナスの表記を間違うはずがない。
ネットを検索すると、同じようなケースの疑問があり、その回答としてはいろんな説がありました。
(1) この目覚ましは並列1.5Vで動くのだ。
(2) 利用者の便宜のため。内部では直列につながっている。プラスの向きを固定して、セットする際に戸惑わないようにした。
(3) 実は片方の電池をは時を刻む。片方はベルを鳴らす。役割の分担。
(1) はさすがに無理があります。1.5vでいいなら、電池1本にしたほうがいい。
(2) はもっともらしいけど、従来の常識に反するので、かえって混乱をまねくでしょうね。
(3) はなるほど・・でした。つまり大きな音量でベルを鳴らし続けると、それなりに電気を食うだろう。多少なりとはいえ秒針が遅れるはず。またこの時計は室温、湿度を表示しています。またボタンを押すとかすかにLEDが点灯します。これもいちおうはパワーを食うはず。
だから2系統にした? もっともらしいけど、本当かなあ。
ネットで探したセイコーの取説には「単3を2本使用で、約1年」とありました。現実の使用時間と合っています。やはり2本の乾電池、それぞれ役割があるんでしょうか。