台湾で6月4日から始まった「COMPUTEX 2024」という展示会(おそらく)。前日にはAMD(Advanced Micro Devices)のCEO、リサ・スーというオバハンが基調講演をぶちあげる。
本来は業界内の話のはずなんですが、ここで新しいCPUの発表があるんじゃないか。ま、これは秘密でもなんでもなくて、かなりおおっぴら。何カ月も前から真偽まちまちな情報がチョロチョロ漏れてはいたわけです。だから世界中のパソコンおたくが大注目。
で、ついに公表された。Zen5と称する新世代のCPUで、つまりはRyzen9000リーズ。店頭にならぶのはこの7月予定。価格はたぶん前の7000シリーズと同じ、性能は16%増とかなんとか。
うーん。 ズラズラッと新CPUのリストが紹介されました。
9、7、5、とあって、最高峰はRyzen 9 9950X。いちばん廉価はRyzen 5 9600X。それじゃ高速な9950Xでいいだろ、と考えがちですが、そうは問屋が卸さない。高性能はやたら高価です。おまけに電気を多量に使うので熱くなる。ものすごく熱くなる。目玉焼きが焼ける。冷やすのに大がかりな冷却装置が必要になる。
バランスが大事で、一番人気になりそうなのは下から二番目の「Ryzen 7 9700X」でしょうね。性能は間違いなく前世代よりアップしてるし、価格は同レベル。嬉しいことにTDP65Wにおさえてある。要するにあまり高価ではない。あまり熱くもならない。前より扱いやすい(※)。
予想価格はというと、たぶん399ドル。なーんだ・・・と言いそうになって、ゆるみかかった頬がこわばる。
399ドル×156円+手数料+儲け・・・。うーん。円安相場がタイミング最悪(※)、初値は7万円の声がかかるんじゃないか。
7万とすると、市場で6万まで落ちるのに1カ月。5万台は2~3カ月か。うーん。うーん。
悩ましいですね。非常に悩ましい。CPUだけでなく、新マザーボード、新メモリ、新CPUクーラー・・・。一式が必要なので、なかなかです。
※発売されると速度とか発熱とか、いろんな実測データで出てくると思います。楽しみ。
※よりによって、なんで156円とか157円なんだ。つくづくアベ+クロがうらめしい。怨嗟・・。