光る君へ

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今年の大河ドラマ「光る君へ」は比較的まじめに見ています。余計だなあ・・という要素は多いけど、ま、仕方ない。ガマンできるレベルでしょう。(去年はひどかったし)

意外や意外で清少納言(ファーストサマー ウイカ)とか藤原斉信(はんにゃ 金田)は好演。小右記の藤原実資(ロバート 秋山)も悪くない。NHKの起用がうまくいってる例ですね。そういえば前の鎌倉殿に出ていた背の高いお笑い(役名わすれた。えーと、ティモンディなんとか)もまずまずだったし、不思議です。

で、どうでもいいレベルの話ですが、気になるのが「御簾」ですね。日中は下までおろしてあって、通風はいいし、中は見えないし。夜なんかは、上げてあった壁板みたいなの(格子、だったか)を閉めるんだと思います。

hikarinokimi.jpgで、その御簾。スダレ。ずーっと前の回ではどこぞの姫のもとへやってきた主役がグイッと端を片寄せて部屋に入った。ま、気が逸っていたんでしょう。無礼だけど一応はなっとく。

しかしこの「片寄せ」のシーンがやたら多い。先週も誰だったか、貴人がグイッと片側をこじあけて廊下へ出てきた。まるで通常みたいな感じ。でもアレやってたらスダレが壊れます。

例の有名な「香炉峰の雪は‥」のシーンだって、「上げよ」と指示されてから係がゆるゆると巻き上げる。なんせ平安の御世ですから、その時間もイベントの大事な要素と思うんですが、テレビでは時間がもったいないのかな。こじ開けドラマ見て「あれがふつうの開け方」と思い込む良い子が増えそうで心配です。

最近は武士の出るようなドラマでも、大事な話を座敷で立ったまましているシーンがよく出てきて、あれも違和感です。昭和の御世、つい自分の子供の頃でも「立ったまましゃべるんじゃない!」と親には叱られました。そもそも畳は座るためのものだし。

細かいですが、せっかくの好ドラマなんで。

春は揚げ物 やうやう太くなりゆく脇腹・・・という替え歌というか替え文、ネットで見かけて笑ってしまった。その世界では有名定番なのかな。