『地域』ってなんだ?

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新聞の土曜版「be」という付録紙面があります。ふと『地域に出て人とつながる』という見出しに目がとまった。一面の大タイトルです。

地域に出る・・ねぇ。なんか意味がわかるよう、わからないような。記事の中身は『地域に出る医師「コミュニティドクター」として有名』な人の話のようです。

asahi20240730.jpgうーん・・。間違いとか勘違いではなく、確信でしょうね。中の記事もチェック。

この医師は東京・谷根千地区に魅力を感じたらしい。なるほど。で、『地域に詳しい人にインタビューしたり、地域を歩き回ったり』した。また銭湯とは『地域にとって市民の交流が行われている場所だとわかりました』とか。うん、このへんの「地域」は理解可能です。

で、そもそも地域って何?と調べてみたら
(1)区切られたある範囲の土地
(2)政治経済文化の上で、一定の特徴をもった空間の領域」(大辞林)

一定の特徴ってなんだろう。やはり「都会じゃない地域」ということみたいな感じです。
この「地域」は「地方」とか「町内」「田舎」と置き換えるといいんでしょうか。ただ地方とか田舎という言葉を使いたくないので、あいまいな『地域』に置き換えた。すると「地域」は「都市・市街」の対照語。都会・市街から、都会ではない場所・田舎に行く。うん。

でもねぇ。東京・谷根千なんてのは、そりゃ典型的な「市街」ではないにしても決して「田舎」じゃないはずです()。花の東京、お江戸。なんかおかしい。地域に出るんですか。

大新聞の読物記事ではあるものの、結局のところすんなり理解できませんでした。ここんとこ、こんなことがやたら多くなった気がします。 

文京区から上野かいわい。「谷中・根岸・千駄木」です、ヤボですが。すっかり人気になってしまった。