高清水

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オーケーストアに行っていつもの酒「黒松白鹿純米」を買おうと思ったら、ない。またラインナップ変更かな・・。いいディスカウント店なんですが、ときどき商品をガラリと変更する。たぶん卸値の交渉がうまくいかないとかの理由でしょうね。気に入ってる商品なのに棚から消える。

迷ったあげく、少しフンパツして高清水の辛口パックというのを買いました。高清水、けっこう有名な秋田の酒ですが、でも何故知ってるんだろ。大昔に飲んでみて「最高!」というほどではなかった記憶だけど、うーん、大学で秋田のやつがいたなあ。でも彼と高清水は。とくに関係ないような。

takashimizu.jpgまだ飲んでいませんが、たぶん麹の香りがあって、昔風のお酒でしょうね。昔タイプの酒は「冷やはもちろん、ぬる燗、あつ燗、すべてよし!」というのが多いですね。清酒って、そもそもそういうものだったと思うんですが。

学生時代にバイトした飲み屋。変人店主の趣味で常備の二級酒は「越の寒梅」でした。暇なときは板さんと二人で燗つけて飲んだもんです。まだ寒梅がマスコミにもてはやされる前の時代ですね()。

そうそう、露店で甘エビ買って新聞紙に包んでもらって、それをエサにしてフグ釣りをする。甘エビ(南蛮海老)もまだブームになっておらず、安かったもんです。殻をむいてはチュッと口に放り込む。合間にフグを釣る。5センチくらいの小さなやつで、食べられはしません。岸壁に叩きつけて、無意味に破裂させて遊ぶ。野蛮だなあ。

古いことを思い出してしまった。

審査してもらえばもちろん「特級」です。でも酒造会社の社長が高値になるのを嫌ったのか審査にださなかった。それで自動的に安い「二級」ランク。かなり産出量が少ない酒蔵だったと思います。

高清水のサイトをみたら、今年は「全国新酒鑑評会 20回連続金賞受賞記念酒」「御所野蔵杜氏加藤が黄綬褒章を受章しました」とありました。よかったよかった。