文芸春秋★★★
上下本。あまり読まれていないようで奇麗でした。刊行は2019年なので、実は意外に人気がなかったりして。大部すぎるのかな。
図版や写真も多くて、けっこう贅沢な気持ちで少しづつ読んでいたら、返却期限がきてしまいました。ま、仕方ないか。
時間がなくなってきたのであわてて下巻の最後のほうだけ。フランス・ロワールのアンボワーズ城に招かれてからの晩年が幸せだったか、失意だったか。それだけを確認でしたが、たぶん幸福な最期だったらしい。フランソワ1世という人、ダ・ヴィンチを崇拝していたようです。よかったねえ。
城の敷地の隅っこのほうにダ・ヴィンチの住処があったはずですが、そんなに広かったかなあ。こっちの記憶もおぼろです。
そうそう、まったく知らなかった新事実。例の鏡文字で書かれたメモは有名ですが、他人に見せたくなかったからではなくて、たぶんすべてのメモがそうだった。左手で書いていたので右から左、鏡文字が自然。とくに意識しない限り、ふつうは鏡文字らしい。ひえー。